こんにちは、山野ユウです。
「子どもが、逆上がりができなくて困っている。」
「逆上がりを教えたいけれど、どうすればいいか分からない。」
そんな悩みをお持ちのお父さんやお母さんもいるのではないでしょうか。
本記事では、我が家で実践してきた「逆上がりができるようになるまでの3つのステップ」を紹介します。この方法で、我が家の息子は、年長時に逆上がりができるようになりました。年少の娘も、前回りは一人でできるようになっています。
この記事を読むことで、子どもに逆上がりを教えたい時に、どのようなステップで教えればいいのかが分かります。お子様の今のレベルに合わせたステップからスタートすることで、無理なく逆上がりの練習に取り組めます。
子どもに逆上がりができるようになって欲しいという方は、ぜひ最後までお読みください。
逆上がりができるようになると、子どもに自信がつく
幼稚園や保育園、小学校などでは、子どもたちの運動技能を高めるために、体育の指導が行われています。
体育の指導に含まれる運動の中には、「できる」「できない」がはっきりした運動が多くあります。
例えば、鉄棒、縄跳び、マット、跳び箱、水泳などです。
その中でも、特に子どもたちの関心が高いのが、「逆上がり」でしょう。
「できる」「できない」がはっきりしているからこそ、逆上がりができれば、子どもは自分に自信をもちますし、逆に、逆上がりができないと、自分への自信を無くしがちです。
大人にとっては、たかが「逆上がり」なのですが、子どもにとっては、自分への評価を決める重大な要素の一つなのです。
逆上がりは、大人ができるようになるまでのステップを理解していて、適切にサポートすれば、ほとんどの子ができるようになります。
ぜひ試してみてください。
逆上がりができるようになるまでの3つのステップ
逆上がりは、数日の練習でできるようになるほど甘いものではありません。練習には、それなりの時間と努力が必要です。
それでも、逆上がりができるようになるまでの道筋ははっきりとしています。
ここからは、逆上がりができるようになるまでの3つのステップについて、具体的な方法を紹介していきます。
遊びの中で、自分の体を引き上げる腕力を身に付ける
逆上がりで重要なのは、実は、腕の力です。
子どもに逆上がりを教えている大人を見ると、鉄棒の握り方や足の蹴りあげ方、回り方に注目して、子どもに逆上がりを教えている人が多いように思います。
しかし、そもそも腕の力が弱いと、なかなかできるようにはなりません。
逆上がりができるようにさせたいのであれば、まずは、遊びの中で腕力を高めるのが、一番の近道です。
例えば、ジャングルジムやうんてい、登り棒、逆上がり以外の鉄棒遊びなど、棒を腕でつかんで、自分の体を引き上げる遊びをたくさんするといいでしょう。
そうすることで、自然と逆上がりに必要な腕力が身に付きます。
我が家は、家の中に家庭用の小さなジャングルジムと鉄棒があり、子どもがよく登ったりぶら下がったりして遊んでいました。
何気ない毎日の遊びの中で、腕力を高められたのだろうと思います。
大人に補助してもらい、回る感覚を身に付ける
遊びの中で、腕力が高まってきたら、実際に逆上がりをしてみます。
逆上がりを全く知らない子には、大人やできる子に見本を見せてもらったり、逆上がりの動画を見せたりして、真似するところから始めるといいでしょう。
最初はできなくて当然です。全くできないのに練習を続けるのは、まだ小さな子どもには難しいので、ここで、大人の補助の出番です。
子どもが足を蹴り上げる側の横に立ち、足を蹴りあげた後に腰を持ち上げて回してあげます。腰が難しければ、最初は足でもいいでしょう。
補助してもらえばできたという小さな達成感と、くるっと回る逆上がりの完成形が感覚的に理解できたことで、子どもはもっと練習したいと思うようになります。
補助あり逆上がりを何度も繰り返しているうちに、だんだんと、補助の力を弱めても回れるようになっていきます。
補助の力をだんだんと弱めていくと、最終的に力を入れなくても回れるようになります。その時が、子どもが一人で逆上がりができるようになった瞬間です。
補助あり逆上がりで練習している時に、鉄棒を持つ腕に力が全然入らず、すぐに肘が伸びてまっすぐになってしまうのであれば、まだ腕力を高める必要があります。
その場合は、遊びの中で腕力を高めるステップに戻りましょう。子どもがやる気なのであれば、補助あり逆上がりも並行して練習してもいいでしょう。
できたりできなかったりを繰り返しながら、練習を続ける
補助あり逆上がりを続けていて、ついに、自分一人で逆上がりができる瞬間が訪れたとしても、次の日にはできなくなっていた、なんてことはよくある話です。我が家の息子も、そうでした。
その時は、また補助あり逆上がりに戻って、練習を続けましょう。
だんだんと、できる回数が増えていき、そのうち、いつやってもできるようになります。
できなくなった自分を受け入れて、補助ありでもいいから、前向きに練習を続けることが、上達のコツです。
練習の方法としては、一日にたくさん練習するよりも、少ない練習量をコツコツ練習する方がおすすめです。
我が家では、家庭用の鉄棒を使って、時間に余裕のある夏休みに、「毎日補助あり逆上がりを5回ずつ」と決めて練習していたら、一ヶ月ほどでできるようになりました。
子どもがやる気になっていないのに、無理やり練習させるのはよくありません。鉄棒嫌いを増やすだけです。
子どもが逆上がりができるようになりたいと思ったタイミングで、あくまで子どものサポートという立場で関われるといいでしょう。
まとめ
今回は、我が家で実践してきた「逆上がりができるようになるまでの3つのステップ」を紹介しました。
何かができるようになって喜んでいる子どもの表情は、とてもキラキラと輝いています。
教員時代も、そんな子どものキラキラとした表情を見る度に、「この仕事を頑張っていて良かった。」と思ったものです。
これからも、子どもと達成感や喜びを分かち合えるように、日々、学び続けようと思います。
一緒に子育てを楽しんでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
山野ユウ
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