こんにちは、山野ユウです。
「夕飯前のお菓子がやめられなくて、
夕飯を全然食べてくれない。」
「うちの子は、毎日ゲームばかりしていて、
宿題をやらずに困っている。」
「朝食後に歯磨きをさせたいけど、
時間がなくてそのまま学校へ行っている。」
こんなふうに、子どもの悪い習慣をなんとかしたいと思うこと、
親なら誰でも一度はありますよね。
6歳の息子と4歳の娘をもち、
12年間小学校教員として働いてきた私も、
日々奮闘中です。
本記事では、子どもの悪い習慣に悩む方々に向けて、
悪い習慣を良い習慣に変えていくためのヒントを紹介しています。
この記事を読んで実践することで、
今まで悩みの種だった子どもの悪い習慣が、
良い習慣へと変わり、
子どもの変化や成長を感じられるようになるはずです。
日々の子育てにお悩み中の方や、
子どもの習慣に興味のある方は、
ぜひ最後までご覧ください。
悪い習慣と良い習慣
子どもの悪い習慣を良い習慣に変える際に、
一番大切なこと。
それは、
「子ども自身が、その習慣を悪い習慣だと感じ、
なんとかしたいと思っていること」
です。
私たち大人から見た子どもの悪い習慣が、
子どもにとっても悪い習慣だとは限らないのです。
例えば、夕飯前にお菓子を食べてしまう悪い習慣の場合、
お菓子を食べても夕飯を食べても、お腹は満たされます。
子どもが困っていなければ、この習慣も、
子どもにとっては悪い習慣ではないのです。
大人は、お菓子ばかり食べていたら、
病気になることを知っています。
大人と子どもでは、知識や経験の量に違いがあります。
ですから、悪い習慣でも、良い習慣でも、
大人の思考と子どもの思考は違っていて当たり前です。
大人の思考と子どもの思考の間には
ギャップがあることを理解しておきましょう。
まずは自分の習慣を変えよう
子どもの習慣を変えたいと思った時に、まず始めること。
それは、
「自分の習慣を変えること」
です。
子どもの悪い習慣は、実は、
親の習慣が原因であることがよくあります。
親がよくお菓子を食べていて、
常にお菓子が置いてあるので、
子どももついついお菓子を食べてしまう。
親がテレビやスマホに夢中で、
家族で一緒に何かをする時間が少ないので、
子どもは一人でもできるゲームに夢中になってしまう。
親が寝るのが遅いため、子どもも寝るのが遅く、
朝早く起きられないので、
朝の歯磨きもできずに登校してしまう。
親が自分の習慣を変えたら、
子どもがあっという間に変わった。
というのは、よくある話です。
まずは、自分の習慣をチェックしてみましょう。
悪い習慣を良い習慣に変えるための5つのステップ
自分の習慣を見直すことが済んだら、
いよいよ子どもの習慣を変える準備をしていきましょう。
子どもとの関係を良好に保ちながら、
子どもの習慣を変えるためには、コツが要ります。
ここからは、子どもの習慣を変えるための
5つのステップについて説明していきます。
子どもが習慣を変える必要性を感じる
始めにお話ししたことを思い出してください。
一番大切なのは、
「子ども自身が、その習慣を悪い習慣だと感じ、
なんとかしたいと思っていること」
です。
もし、子ども自身が、
その習慣を悪い習慣だと感じていないのなら、
まずは悪い習慣だと感じてもらうことがスタートです。
例えば、次のような方法があります。
知識を与える
お菓子の食べ過ぎが原因となる病や
ゲームのやり過ぎによる視力の低下など、
子どもが習慣を選ぶための知識を与えるのは、
親としての大事な役割です。
その習慣を続けた場合の未来をイメージさせる
「ずっと続けたらどうなる?」
そんなふうに聞くことで、
子どもは未来のイメージをもてます。
もし、自分がしていることがよくないと
気づいているのであれば、
なんとかしたいと思うようになるでしょう。
親としての気持ちを伝える
子どもの未来を心配する親の気持ちを、
素直に伝えるのも有効な方法の一つです。
我が子を思うあなたの気持ちが伝われば、
子どもは「やめようかな」と思うかもしれません。
これらの方法を試してみても、子どもが習慣を変えたいと
思っていない時は、今は潔く諦めましょう。
子どもに変えようという意思がないのに、
無理やり習慣を変えようとしても、
親子の関係が悪化するだけです。
子ども自身の意思で習慣を変えようとする時は、
いつか必ずやってきます。
習慣を変えるために何をするのかを決める
悪い習慣を変えたい時は、
ただ悪い習慣をやめるだけでなく、
同時に良い習慣を身に付けると、
うまくいくことが多いです。
例えば、
夕飯前にお菓子を食べるのをやめて、
夕飯の準備を手伝う。
帰ってきたらゲームするのをやめて、
本やマンガを読む。
歯磨きする時間ができるように、
いつもより10分早く起きる。
この時に大事なのは、
「子ども自身が、その習慣を良い習慣だと信じ、
その習慣を続けたいと思っていること」
です。
悪い習慣の時と同じですね。
ここに挙げたのは、
あくまで一例ですので、
それぞれの子に合った良い習慣を、
子どもと一緒に見つけてみてください。
大人と一緒にやってみる
何をするかを決めたら、
いよいよ実践です。
夕食の準備を手伝う。
本や漫画を読む。
10分早く起きる。
ここで大事なのは、
時間と場所が決まっていて、
必要な物があることです。
子どもの心は、安定していることを求めます。
いつも時間と場所が同じであることで、
子どもは習慣を身に付けやすくなります。
必要な物は、
子ども目線で準備しましょう。
一人でやってみて、大人と喜びを分かち合う
大人と一緒にやってみて、
できるようになってきたら、
いよいよ子ども一人でやってみましょう。
「一人で夕飯の準備ができた!」
「一人で本を読めた!」
「一人で10分早く起きられた!」
きっと嬉々として、できたことを
報告してきてくれることでしょう。
子どもの報告を真剣に聞き、
一緒に喜んであげましょう。
誰かに認めてもらうことが、
続けるモチベーションにつながります。
夕飯の準備中に失敗があっても、
本を読むまでに時間がかかっても、
実際には起きたのは5分前でも、
一人でやろうとした姿を認めましょう。
細かなところはスルーする技術は、
子どもを応援する大人には必須です。
大人がいなくても、一人で続けられるようになる
悪い習慣がなくなり、
良い習慣が続くようになってきたら、
あとは子どものことを信じて任せましょう。
子どもだって、いつもの習慣と
違うことをしたくなることはあります。
そんな時に、
「あれ?今日は〇〇しないの?」
なんて聞かれたら、なんだか
良い気持ちはしませんよね。
子どもに関心は向けつつ、
口を出したくなったら、
やっていない時じゃなく、
頑張ってやっている時に声をかけましょう。
「頑張っているね。」
親から子どもへの温かい関心が伝われば、
きっと子どもは良い習慣を続けられるでしょう。
良い習慣で子どもが変わる!
今回は、子どもの悪い習慣に悩む方々に向けて、
悪い習慣を良い習慣に変えていくためのヒントを紹介しました。
習慣が変われば、人は変わります。
習慣が変われば、子どもも変わります。
子どもの頃に習慣の大事さについて学んだ子は、
きっと大人になってからも良い習慣を身に付けられるでしょう。
子どもとともに、
楽しい人生を歩んでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
山野ユウ
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