こんにちは、山野ユウです。
「きょうだいゲンカが多くて困る。」
「きょうだいで仲良くしてほしい。」
そんな悩みや願いをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
本記事では、我が家で実践している「きょうだいの仲をよくするコツ」を紹介します。
この記事を読むことで、きょうだいが遊んだりケンカしたりしている時に、親がどのように関わればいいかが分かります。
きょうだいの関係性に悩んでいるパパやママは、ぜひ最後までお読みください。
※本記事では、兄・姉・弟・妹のどれにも当てはまるように、「きょうだい」とひらがな表記を使っています。
きょうだいを「ライバル」ではなく、「仲間」にしよう
下の子が生まれる前後での、上の子の気持ちを考えてみましょう。
下の子が生まれるまでは、お母さんやお父さんの愛は、自分だけに向けられていました。
下の子が生まれたことで、お母さんやお父さんの愛は、まだ自分では何もできない赤ちゃんに向けられることが多くなります。
上の子にとっては、強力なライバルの出現です。
お母さんやお父さんからしたら、二人とも愛しているに決まっています。しかし、下の子にとっては、とても辛い環境の変化なのです。
上の子の気持ちを理解した上で、下の子は「ライバル」ではなく「仲間」だと伝えていくことが、きょうだいの仲をよくする最大のコツです。
きょうだいの仲が良くなる3つの方法
きょうだいが仲良くなるためには、親の関わり方がとても重要です。
ここからは、きょうだいが「ライバル」ではなく「仲間」になるための親の関わり方について、具体的な方法を紹介していきます。
親に甘えたい気持ちを満たしてあげる
子どもは、体が大きくなっても、親に甘えたいという気持ちを少なからず持っているものです。
親の愛を奪い合っているようでは、いつまでたっても「ライバル」の関係から抜け出すことはできません。
まずは、上の子と下の子それぞれの、親に甘えたい気持ちを満たしてあげましょう。
そのためには、周囲の協力を得て、それぞれの子と二人きりになる時間をつくるといいでしょう。
抱っこしてもらうなどの身体的なコミュニケーションを求めている子もいれば、一緒に遊ぶなどの社会的なコミュニケーションを求めている子もいます。
甘えたいと思う気持ちが満たされてくると、きょうだいが親に甘えているのを見ても、嫉妬することが少なくなっていきます。
特に上の子は、下の子に比べて、お母さんやお父さんと二人きりになる時間が少なくなりがちです。
意識して、上の子と二人きりになる時間をつくるようにしましょう。
もちろん、上の子と両親の三人だけで過ごすのもいいでしょう。
我が家では、下の子が早く寝た時の夜の時間が、上の子にとってのチャンスタイムです。
「今日は、パパとママ独り占めだね。」
なんて言いながら、ゆっくりと話したり遊んだりしています。
二人で仲良く遊んでいるときは、親が介入しない
我が家のきょうだいは、6歳の兄と4歳の妹で、2歳差です。
最近では、保育園ごっこをしたり、一緒にお絵描きをしたり、よく一緒に遊んでいます。
きょうだいが「ライバル」ではなく、「仲間」になるためには、遊びが欠かせません。
もしきょうだいが二人きりで遊び始めたら、「仲間」になるチャンスだと思って、温かく見守りましょう。
子どもが二人揃うと、テンションが上がって騒がしくなったり、親が困るようないたずらもしたりするかもしれません。
それでも、きょうだいに仲良くなってほしいと思ったら、親はできる限り我慢しましょう。
「一緒に遊んだら、とても楽しかった。」という経験を通して、きょうだいは「ライバル」から「仲間」へと変わっていきます。
きょうだい二人きりの時間も、大切にしてあげてください。
ケンカはヒートアップしてきたら止める
ケンカは、子どものうちにたくさんしておくべきです。
子どもは、ケンカを通して、自分の気持ちを主張することと相手を気遣うことのバランス感覚を身に付けていきます。
ですから、きょうだいゲンカも、たくさんすればいいと思うのですが、お互いに傷つけ合うだけの状態になってきたら、親が止めた方がいいでしょう。
ケンカがヒートアップしてくると、お互いに興奮状態になります。泣いたり怒ったり、それぞれが自分の言い分を親に伝えてくると思います。
それぞれの気持ちを受け止めてあげて、気持ちが落ち着きさえすれば、無理に仲直りをさせる必要はありません。
子どもは仲直りの達人です。
「ごめんね」という言葉を使う使わないに関わらず、しばらくすれば、今まで通り仲良くしていることがほとんどです。
どちらか一方が叱られるような状況は、できる限りつくらないようにするといいでしょう。
一緒に遊んだ結果、ケンカになって、自分だけが叱られたとなっては、「仲間」になっていたきょうだいが、「ライバル」に戻ってしまってもおかしくありません。
特に上の子は、下の子が泣くと悪者にされがちなので、親は気を付けなければいけませんね。
まとめ
今回は、我が家で実践している「きょうだいの仲をよくするコツ」を紹介しました。
私自身も、2つ年の離れた弟がいます。
子どもの頃は、本当によくケンカしました。それと同じくらい、一緒に遊び、楽しい時間も過ごしてきました。
弟がいて、本当に良かったと、今でも思います。
幸せなきょうだい、幸せな家族が、少しでも多くなることを願っています。
一緒に子育てを楽しんでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
山野ユウ
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